血液検査

当院では、採血検査をおおむね外部(日本臨床検査研究所)に委託しています。

検査を正確に行うため、1日複数回にわたり、検体回収に来ていただいており、夜遅くも集配していただくことになっています。
そのため夜遅くいらっしゃった患者様の採血もきちんと処理する事ができます。

採血のスピッツ

検尿検査

一般的に検査紙による検査に加えて、微量アルブミン/クレアチニンを測定できる(Arkray社:AUTION ELEVEN)を導入しています。

糖尿病患者さんが透析に至ってしまうリスクの管理には重要な項目で、当日結果説明できるようにしました。

尿検査

便潜血検査

検診で広く使用されている方法で、専用の細い棒で便の表面をとって便の一部を検査に出すだけの簡単な検査です。
この検査だけで大腸がんのすべてがわかるわけではありませんが、消化管のどこかで出血していたり、がんが隠れている可能性があります。大腸がんは増えているので、その早期発見のためには有用な検査です。

便潜血検査は、大腸がん検診として公費で受けることができます。柏原市では、がん検診制度を利用すると40歳以上のかたは無料です。検査はいつも診てもらっているかかりつけ医院で受けることができます。
もし検査で陽性と言われたかたは放置せず早めに受診してください。

便潜血反応検査

インフルエンザ

超高感度イムノクロマト法インフルエンザ診断システムと聞いてもピンとこない方も多いと思いますが、当院で採用しています。フジフィルムメディカルのインフルエンザのCMを覚えている方は多いのではないでしょうか。

いままでの検査法では、インフルエンザが発症して高熱がでているのに、検査をしても「陰性」と出てしまうことが多いです。医者から「明日になったら陽性になるかもしれないからまた来てね」と言われたことはないでしょうか。
この機械では、発症したばかりでもしっかり結果を判定することができますので、患者さんがしんどいのに何度も病院に受診するということを減らすことができるのではないかと思っています。

インフルエンザ診断機

糖尿病検査

糖尿病診療で必要な血糖値、HbA1cの項目に関しては、院内で測定して、当日結果説明できるようにしました。(Arkray社:ADAMS A1c mini)

糖尿病管理の方針には、当日の結果が必要と考えたからです。糖尿病の項目だけの患者さまは、普段の静脈採血ではなく、指先をパチンとするだけの微量採血で可能になります。
痛みも大幅に軽減されるものと考えています。

血糖検査